障がいのある青年たちとつくる「学びの場~ステキな人生を歩んでいくため~」の講演会にいってきました
2025.12.22
こんにちは。
名古屋市の熱田区(南特別支援学校から徒歩5分)と中川区(西特別支援学校から徒歩1分)で就労準備型の放課後等デイサービスを運営しているみらせんジュニア教室です。
令和7年12月14日に開催された、日本福祉大学・伊藤修毅教授の講演会に参加してきました。
【主催】:愛知に学びの場を拡げる会~障がいのある子の18歳以降を考える~
会の活動はインスタで報告してるみたいです→@A_MANABINOBA
講演では障がいのある青年が直面しやすい 「18歳の壁」 の課題が強調されていて、学校教育から社会生活への移行が一度で行われてしまいがちな現状に対して、段階的・継続的な学びの機会を保障する必要 があるとの指摘がありました。
知的障がいや発達障がいのある子どもたちは、特別支援学校の高等部や高校の卒業後は、それぞれの能力や希望に合わせて、一般企業に就職、もしくは就職に向けた職業訓練など多くの人が就労を始めますが、就労をしても様々な要因でつまづきやすく、3人に1人が離職すると言われています。社会人になる前に、仲間とともに自分にあった学びを深め、多様な経験を積むことはより自分らしい人生を自分の足で歩くための力をつけていけるのではないかと思います。
現状卒業後の学びの場として、
〇福祉型専攻科…福祉サービスを活用した生活介護、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援など
〇特別支援学校専攻科…特別支援学校高等部に設置されていて、知的障がいを対象とした場合には全国に10校(愛知県には1校もない)しかなく、近隣では、三重県に聖母の家学園のみ
〇NPO法人が運営する父母立の学園…見晴台学園大学(名古屋市中川区)自立訓練・地域活動支援併用利用
がありますが、まだまだ知られていないのが現状のようです。
これらの学びの場はいずれも、障がいのある青年が社会へ移行していくうえで重要な役割を担っていると思いますが、一方で、数や地域的な偏り、情報の少なさから、本人や保護者が十分に選択肢を知る前に卒業を迎えてしまうという現状も少なくありません。
講演の中では、「卒業後にいきなり社会に出るのではなく、学校と社会の間に“準備のための時間と場”が必要である」という視点が繰り返し示されていました。
みらせんジュニア教室では、こうした課題を通して、
中学生・高校生の段階から“就労や社会生活を見据えた準備”を行うことを大切にしています。
例えば、
-
企業実習や職場体験を通じた「働くこと」への具体的なイメージづくり
-
振り返りの時間を設け、自分の得意・不得意を知ることや気持ちを言葉にする支援
-
仲間や大人との関わりの中で、社会性や自己理解を深める経験
こうした日々の積み重ねが、卒業後の進路選択や社会生活の安定につながると考えています。
今回の伊藤修毅教授の講演を通して、
「18歳の壁」は卒業時点の問題ではなく、もっと前から準備できる課題である
ということを改めて実感しました。
みらせんジュニア教室では、今後も講演会や研修で得た学びを支援に活かしながら、
一人ひとりが自分らしい人生を歩んでいくための力を育てていきたいと考えています。
もし今何から考えればよいかわからない、とりあえずみらせんを見学してみたいなど些細なことでも構いませんのでお気軽にご相談いただけたらと思います。
📞みらせんジュニア熱田教室::052-627-7766 (住所:名古屋市熱田区花表8‐12)
📞みらせんジュニア神宮東教室:052-627-6411 (住所:名古屋市熱田区花表8‐12₋202)
📞みらせんジュニア中川教室:052-364-8144 (住所:名古屋市中川区柳森町107 太洋ビル1F)
みらせんHP:https://mirasen.org/
みらせんインスタ:http://www.instagram.com/mirasenjunior/
みらせん紹介動画
みらせんジュニア熱田教室
みらせんジュニア中川教室
また、こちらの講演会に以下の3事業所が学びの場として紹介されました。ご興味のある方は是非一度検索してみてください。
■見晴台学園大学
名古屋市中川区柳森町2708板倉ビル2F HP:miharashidai.com
■い~ま就労・自立訓練センターC.O.College
名古屋市東区泉2丁目28番24号東和高岳ビル304号室 HP:mohs.co.jp
■Cocorport College
名古屋金山キャンパス(名古屋市熱田区新尾頭3‐1₋18WIZ金山4F)
名古屋駅前キャンパス(名古屋市中村区椿町10₋14坪井ビル4F) HP:cococolle.jp

