救命講習
2021.12.17
12/9(木)と12/13(月)の2日間に渡り、みらせん職員を対象とした研修の一環として救命講習を行いました。
今回は名古屋市消防局へ受講を申し込み「一般救急講習」として各教室にて実施しました。
当日は資料を用意していただき、実技の前に説明を受けました。
・倒れている人を見かけたら直ちに駆け寄るのではなく、自分の身の安全を確保すること
・新型コロナウイルス感染者かもしれないと想定して対応すること
・「心肺停止の予防」として市民が救急隊員が駆け付ける前に行動を起こすことが「救命の連鎖」につながること
など教えていただきました。
実技指導では胸骨圧迫やAED操作に取り組みました。
倒れている人を発見してから順を追ってどのように対応していくか、一連の流れを指導していただき
特にAED操作ではパッドを装着する時の注意点5つ(金属なし、ペースメーカーなし、水分なし、塗布薬なし、体毛なし)を
知ることができました。
胸骨圧迫の実技では速さは100~120回/分、圧(強さ)は胸骨が5~6cm下がる位押すことなどに注意しながら行いました。
実際に一人ひとりAEDの指示に従って2分間胸骨圧迫を繰り返す実技を行い、大変体力を使う動作であることを実感しました。
最後に質疑応答を行い
・胸骨圧迫を実施する過程で骨折してしまったとしても命を救うことを優先してほしい
・てんかんの持病がある子どもの発作が起きた場合の対応について、救急隊員が到着するまでに
みらせんで提携している病院の医師から子どものかかりつけ病院へ受診するよう指示をもらっておくと搬送がスムーズになる
・発作が起きた場合、救急隊員が到着した際に伝える情報として酸素飽和度などがわかるとより対応しやすい
など具体的な内容を確認をすることができました。
参加した職員からは
・運転免許取得の際などで以前に学んだ経験があっても定期的に講習を受けていきたい
・今日のような体験をしておくと実際の場面に遭遇しても一歩踏み出せる
などの感想が得られました。講習は1時間でしたが実技も行い、とても充実した時間となりました。
今回の体験が普段の行動に活かされるようにしていきたいと思いました。