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『障害者と出会い、仕組みを変えたら 会社が強くなった』農福連携 京丸園㈱ 見学の報告

2018.06.13

     

『障害者と出会い、仕組みを変えたら 会社が強くなった』農福連携 京丸園㈱ 見学の報告

100人中35人が障害者の企業見学にあいち同友会障害者自立応援委員会のメンバーで行ってきました。

『誰がやっても100点の仕事を作ることが会社の役目』だと言い切る鈴木社長は、

ユニバーサル農業を発信されています。

障害があっても 経験がなくても 技術がなくても 誰がやっても 一律の結果になるように 工夫がされていました。

例えば 土が付いたトレーを洗う仕事は

「トレーがきれいになるまで洗ってね」は、抽象的すぎる指示だからダメ

「10回ブラシで洗ってね」は、数回できれいになった場合のロスタイムが出るからダメ

では、どうしたか。

誰がやっても100点の仕事になるよう、
トレーを機械に1回通すだけで、きれいになるよう設計された機械を導入されました。

苗を植える作業は、根本までしっかり植えることが出来なかったため

誰がやっても100点の仕事になるよう、苗の大きさが丁度はまる発泡スチロールのケースを開発されました。

たくさんの円柱と円すいの間ぐらいの大きさの穴が開いた発泡スチロールの少し上から苗を落とすと、誰がやっても丁度いい位置で苗が止まります。

この様に行程を工夫され、他の野菜よりも工程が少ないチンゲン菜は障がい者だけでつくってるそうです。

農業は苗が大切で、いい野菜が出きるかどうかは、苗にかかっているそうです。

苗が80% その他が20%と言われるぐらい、苗が大切!

では、その苗を作ることは どうされたか。

アウトソーシングです。他社から買っているという意味です。

『リスクがある仕事を出す方が悪い。
リスクなくやるためのアウトソーシング』と話されていました。

【出来ないことは出来る人がやればいい】

これが、ユニバーサル農業の考え方だそうです。

★鈴木社長語録★

経験も、職人の勘も、技も、技術もいらない。

人が先!!
その人がもってる力を最大限だせるようにするのが会社の仕事。

その人ができることを考えるのが会社の仕事。

後で誰かがミスをなおすなら賃金は払えない。
100点の仕事ならお金が払える。

などなど。もう素敵すぎました!!

現場の声をきちんときき、会社としてできるだけのことをしていった結果、売上も上がり、企業誘致もされました。

特にこだわられたことは、
「一歩を減らす。」こと。

動線管理とライン化で、同じ人数で 倍の収穫を出来るようになった そうです。

農業をされてる先輩会員は、「この農地面積で、その収穫量は有り得ない!」と驚かれていました。

作業や検品等、健常者よりも正確でどの行程でも障害者が戦力となっているとのこと。

障害者が働きやすい仕事を作ることは、会社や他の社員にとっても プラスでしかないことを改めて確信させて頂きました(^^)

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今後の学習会予定

6月19日 10時半~
養護学校元先生やみらせん 竹内とフリートークで 何でも質問してください!会
場所 名古屋市熱田区花表町8ー12
みらせん熱田教室

7月3日 10時~
障害者雇用をしている ㈱エイベックス様 見学会
場所 名古屋市瑞穂区
視覚支援が溢れる障害者雇用の定着率にこだわった企業様です。

7月19日 10時~
親権は子供が20歳になったらなくなる!成年後継人制度と障害者専門保険で子供を守るための学習会
講師 名古屋北法律事務所 加藤悠史弁護士
場所 名古屋市熱田区花表町8ー12
みらせん熱田教室

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