『障がい児の個別支援会議』
2018.01.15
自閉症の6歳の息子 ( A君 ) は、新しい環境が苦手で初めての場所には中に入れないことがあります。発語がほとんどありませんでしたが、最近「イヤ」が言えるようになりました。食べ物は、床にちらかします。立ち便器は使えますが、洋式トイレに入れません。夏までは洋式トイレに入れましたが、嘔吐がきっかけで入れなくなりました。だから家ではオムツを使っています。睡眠が安定していなくて、夜は夜中に何度も起きます。私は仕事をしていませんが、きょうだいの習い事の送迎もあり、毎日が大変です。
とゆう設定の母親役を福祉研修のロールプレイでやりました。
この母親の資料を見て「それぐらいの子、たくさんいる。」「昼間仕事してないなら、母は時間があるのでは?」「 A 君は、自閉症で6歳でこの現状だから、この先はこうなるだろうな(予想)」と思った支援者さん、アウトかも!!
実際に母親役をやってみて、我が子が睡眠・食事・排泄のどれもが安定せず、日常生活のリズムがうまくできていなかったら? と考えるようになり、『大変さ』をリアルに感じた様な感覚になりました。
支援者はたくさんの事例を知っているからこそ、それぞれの親御さんの『大変さ』を正しく理解できていないことがあり、勝手な予想で将来像を決めつけて話しているかもしれないと気付かされました。
そしてもう1つ『母は、はっきり言いにくい!』ことも分かりました。
母親役で個別支援会議( A 君の支援について話し合う会議)に参加し、園の担任やセンターの責任者、福祉施設の従業員等とA君の話をする設定だったので、母になったつもりであれこれ話をしたのですが、「聞いたことの答えになってない」とか「大丈夫ですって言われても何が大丈夫かわからん」とか「A君のことをちゃんと考えてくれてるいのかな…」とか マイナスなことを感じました。
専門的な知識がないから分からないと、遠慮して言いたいことが言えない親御さんもいるのかもとも思いました。
そのロールプレイの後、支援者役の方は「母の本音を聞き出すのが難しかった。」「担任としてたくさんの成長を感じているのに、園での様子をみていない母にどう話したら伝わるかわからなかった。」「母を気遣い、できていないことを話さなかった。」「支援者としての本音がいいにくかった。(話すと母が凹むかも…)。」という感想が多くありました。
母だけでなく支援者も話しにくい支援会議って何の意味があるのでしょう…。せっかく集まれるなら本音ではなしたいし、本音で話して欲しいですよね。
この原因は、日頃の信頼関係とイコールになると思います。
より有意義な連携を望むなら、普段からコミュニケーションを取ることが大切です。
そして、親御さん。支援者の意見を言わせていただくと、遠慮はいりません。言いたいことは言って頂きたいとどの支援者も思っているはずです。
言いたいことを言った時に、きちんと対応できない支援者はダメです。
大切な子どもたちの貴重な時間を無駄にしないよう、『お互い本音』が当たり前になる関係性を築けるよう意識して関わってみてください。
最後に個人的なことですが、私が忙しそうにみえていて、話したいことがあるのに遠慮されている親御さんがいましたら、どうぞ気にせずいつでもご連絡ください。私個人は24時間営業・年中無休です ( 笑 )
いつも言っている通り、どんな話も迷惑だなんて思いません。反対に何かあるのに相談されない方が悲しいです…( ;∀;)
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