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『障がい者は、プロの支援者がいないと生活できないのでしょうか』

2017.11.05

いつも支援者に囲まれて過ごすことが多い障がい者。人生において関わる人は、支援者でだけでいいのでしょうか。彼らは、プロの支援者がいないと数時間過ごすこともできないのでしょうか。

実は特別支援学校 ( 養護学校 ) は、特別支援学校教諭の免許を所持していなくても「当面の間」は、働くことができます。実際のところは、自治体によって違いますが、名古屋は現状、数年後までに特別支援学校教諭の全員が免許を所持することを目標にしていますが、どうなるのか…。(現状、60%ぐらいだったかな…)

特別支援学級の教員は、特別支援学校教諭の免許を所持していなくてもよい=障がい児教育の素人も可(資料:文部科学省の特別支援教育・名古屋の教員採用試験要項 ) 、福祉施設で働くときも、障がい者支援の資格は必須ではありません。

そして、資格がある・免許があるからいい支援者、資格がない・免許がないから悪い支援者では、ありません。(個人的な意見を言うと、それで稼いで食べているなら、プロであるべきだと思いますが、皆が同じ意見ではないとも思っています…。)

なぜこの様な話をしたかというと、障がい者と健常者が同じチームになってスポーツを通して相互理解をするイベントが11月19日に開催されます。 ( 詳細は最後に )

そのイベントのスタッフさんやボランティアさんが学ぶ障がい理解講座がありました。そこでは障がい特性と支援を学び、実際に起こりそうな場面を想定して対応を話し合いました。

参加者には障がい者雇用をしている経営者さんが何名もいましたが、支援者とゆう仕事の方はいませんでした。

話し合いは活発に行われ、本当に素晴らしく、いい意見がたくさん出ていました。素人さんばかりなのに100点の答えばかり。

障がい者の支援って心が大切だと思うんです。

『共に過ごし、感じ取ったことをする。』これだけでいいのではないかな。と思うことがあります。(※障がいの程度が重度の場合は、この話の限りではありません…。)

心ある方がたくさんいたから、自然と正解がでたのかな。

障がいがあっても支援者以外の人とも、共に過ごし楽しめることを証明してくださる日になる様な気がしました。

また、主催者さんと話をさせて頂く中で、私たち支援者・親御さん・福祉が『障がい者囲いすぎているかもしれない』と思うようになりました。

障がい特性を理解しすぎているから体験させる前に様々なものを排除し、自然と保護する…。可能性をつぶしているかもしれない。

このイベントは開催前から多くのことを考えさせられます。そしてきっと参加後には、価値観まで変わるのではないか。そんな気がしてなりません。

私は、名古屋で1番知的障がいに関わるもの(教育・福祉・企業・行政・様々な障がい団体等)を見てきた自信があります。だから自信をもって言います。

障がい者への理解のなさを不満に思うなら、参加すべきです!!

★ 11月19日 ( 日 )
NAGOYAスポーツフェスティバルの案内 ★

10時から名城公園内トナリノで受付開始

11時開会式①講演会 千葉すず氏・京谷和幸氏
障がい者と健常者が相互理解を深めるために、お互いがどう行動していくべきかについて話されます。障がい者の親御さんに是非、聞いて頂きたい内容になっています。また、会場は子供たちが騒いで大丈夫になっています。「静かにできないと参加できない」ではありませんので、遠慮なくご参加ください。子どもたちが飽きてしまったら、プロの支援者スタッフと会場近くで過ごすこともできます。

11時50分から12時45分まで②お昼休憩
マルシェやカフェ、コンビニ、自由に使える休憩スペースもあります。また、マルシェには福祉施設からの出店もあります。みらせん(と竹内)で現状40名の参加申込をしています。せっかくの機会なので、子どもたち同士だけでなく、親御さんたちと支援者さん、経営者さん、主催者さんとの交流の場になればとも考えています。 詳細は決まり次第個別に連絡します。

12時45分から名城公園横の愛知県スポーツ会館にて③参加型イベントが始まります。障がい者と健常者が15チーム ( 各チーム10名程度・最大15名 ) に分かれて A スポーツ ( ボッチャ・PK等 ) 、 B ジョグラン、 C 障がい疑似体験の3つに参加します。チームリーダーは、障がい理解講座を受講し、基礎知識と支援方法を学んでいます。各会場にプロの支援者 ( 特別支援教育教諭・福祉従事者等 ) がいますので、安心してご参加ください。

15時25分閉会式、16時解散となります。

安全面・緊急時の対応もしっかりと考えられています。また、『ルールより人に合わせて、臨機応変に楽しむ』ことも周知されていますので、子どもたちが1日楽しめます。 みらせんからもボランティアスタッフが参加しますので、参加側も構えることなく来ていただければと思っています。

①講演会から是非参加して頂きたいですが、②③からの参加も可能です。②③からの参加にされる場合は、みらせん又は竹内にご連絡下さい。

主催者さんにこの様なイベントや機会を障がい者本人や家族・支援者が必要としていることを伝えるためにも、より多くの方と参加したいと思っています。

また、主催者さんは、たくさんの方が参加できるようスタッフを増やし、体制を整えてくださっています。是非、お知り合いや教え子、利用者さんへの参加呼びかけのご協力をお願い致します。チラシが必要な方もご連絡ください。

私は、このみらせんで繋がる子供たちみんなに、このイベントを体験をさせてあげたい‼ 一人でも多くの方に この想いが届きます様に。

団体写真は、このイベントを企画・運営される委員会の方たちです。

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