名古屋人間力大賞 理事長賞を頂きました。

昨日、発表をしてきました。内容はみらせんがおこなっている『教育と企業と福祉を繋ぎ、本人と家族に発信する障がい者雇用促進活動』のことです。

この活動は、特別支援学校(養護学校)から中学校の特別支援学級に異動し、9人の子どもたちを受け持ったことがきっかけで始まりました。生徒たちのほとんどが障がい等級『軽度 ( 名古屋では4度 ) 』と手帳がない子たちでした。

『将来、障がい者年金をもらえないかもしれない。国が守ってくれない。自力で健常者と同じフィールドで稼いでいかなければならない。』 大きな不安に襲われました。

生徒たちのために何ができるのか、未来のために何が必要なのかを必死で考えました。

私が出した答えは、『生きる力・働く力を身に付けることを意識した授業』です。具体的には、働くために必要な内容にこだわった教科学習で数学ならお金・重さ・長さ・電卓、国語は読み取り、聞き取り、メモ取り等実際に企業やA型事業所に勤めたときに必要になるであろうことを重点的に指導しました。

そしてもう一つ、地元企業さんの協力をえながら内職・実習を取り入れたキャリア教育を始めました。毎週4時間連続した時間を設定し、トイレ休憩のみで作業に取り組み続けます。

その作業をする環境は、企業さんと同じような条件になるよう私語は禁止・話せることは
報告と質問のみ。要するに校内だけと毎週4時間企業で働いている状態を創りました。それが3年間続くのです。

イヤでも働く力が付きます。どの学校にも負けません。私の生徒が中学生の中で一番働く力を身に付けている自信があります。

そして完成品を店舗や市場、社会に出しています。自分たちが作ったものが人の手に渡り、多くの人を喜ばしている。人の役にたち、社会から必要とされていることを感じさせる。これが本当に大切です。

いつの間にか子どもたちは、納期や生産性まで意識できるようになっただけでなく、協力してくださってる企業さんに感謝の気持ちまでもてるようになっていました。予想を大きく上回る結果です。
教育者・支援者によって子供たちは本当に変わります。彼らの一年、一日、一瞬を当たり前に大切にし、未来を見据えた支援を当たり前に行う。このことを今後も伝えていきます。

そして、企業さんと行うキャリア教育を広げていきたいです。企業に勤めたことがない教員や支援者がキャリア教育や就労支援をしたって限界があります。企業さんのお力をお借りして評価をして頂きながら具体的な指摘を受けることが近道です。

ご興味があります方、ご連絡くださいね。

発表の内容全てを書くと長くなりすぎてしまうので、続きはまたいつか。

そして最後に会場までわざわざ来てくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

名古屋人間力大賞理事長賞を頂け、たくさんの方に知っていただけた今からが新たなスタートだと感じています。新たな目標をもち、これまで以上に皆様のお役に立てるよう活動していきます。

みらせん 竹内 亜沙美