障害者雇用に関わる企業見学の報告②

『障害者雇用を創造する(株)エスプールプラス(豊明市・送迎あり)』

障害者雇用は、法律で義務付けられています。平成30年4月からは、常用従業員45.5人に1人の障がい者を雇用しなければなりません。

企業として障害者雇用の責任の義務を果たしたいけれど、何らかの事情で社内では雇用できない企業さん向けに障がい者が働く貸し農園を運営されているのが(株)エスプールプラスさんです。

(株)エスプールプラスさんの農園は、主に関東地方にたくさんあり、約500名の知的障がい者が働いています。また、定着率も非常に高く95%以上です。

企業さんが農園を借りて、そこで各企業が雇用した障がい者が野菜作りをします。
その野菜は、市場で売らずに、各企業の社員食堂で使ったり、福利厚生として社員に配ったりしているそうです。

(株)エスプールプラスさんは、障害者が働きやすいように様々な工夫をされていますので、安全性も高く、安心して働ける環境になっています。

例えば、農業用の土の変わりに、手にくっつきにくい人工サンドを使用されているため、感覚が過敏な方でも取り組みやすくなっています。

また、ビニールハウスの中に並べられているプランターは、転んでぶつかってしまってもケガをしないように発泡スチロールのような素材になっています。

その他にも、畑中に目が行き届くよう、ビニールハウスの両サイドのみ高さのある野菜、真ん中は高さのない野菜を育てるようにもされています。

そして、障害者雇用で働く障害者3人に対して1人の健常者が共に働きながら必要な支援をしています。

福祉の様に手厚く、福祉のような雰囲気があるのに、月給で約11万円程度を稼ぐことができます。

農園は、とても穏やかでゆったりとした時間が過ごせる場所の様に感じました。働く障がい者のほとんどは、中度~軽度の知的障がい者で、生産性を意識しすぎずに、それぞれの目標をもって、自分のペースで働かれていました。

何十社と障害者雇用をする企業さんを見学させて頂きましたが、(株)エスプールプラスさんほどの環境は、他に見たことがありません。

(株)エスプールプラスさんの農園で働くためには、まず1週間の実習が必要です。8月中の実習は、もう空きがないとのことですが、9月以降の実習の受け入れは可能だそうです。

企業への就職を希望しているけど、能力的に就職ができない(できないかもしれない)。就労継続支援A型やB型で懸命に働いているけど賃金が合っていない(低い・足りない)。このような方にオススメです。

『元気よく、毎日安定して出勤できる』『1人で送迎バスがくる駅まで行ける』この2つがクリアできそうな方は是非、見学と実習に行ってみて下さい。

福祉のような雰囲気がありますが、福祉ではありません。企業さんです。利用者としての視線ではなく、『働かせて頂く』視線でご見学下さい。

(株)エスプール 浦上社長はじめ日本の障害者雇用を創造するエスプールプラスの皆様、案内をして下さった横井様、見学会に参加して下さった皆様、誠にありがとうございました。

(株)エスプールプラスさん HP
https://shuurou.spool.co.jp/
※是非、動画をご覧下さい。